帯状疱疹ワクチン接種のご案内

 

帯状疱疹とは

帯状疱疹は水ぼうそう、帯状疱疹ウイルスによる再活性化で発症し、特有の痛みと発疹を引き起こします。
帯状疱疹ウイルスは、神経内で潜在化しており、体のどこにでも発症する可能性があります。
よって、過去に帯状疱疹になったことがあったり、小児期に水ぼうそうの既往があれば、
帯状疱疹ウイルス(ヘルペス・ゾースター)が神経内に潜在している可能性があります。
体のどこにでも発症する可能性があり、何度でも再発します。

帯状疱疹と耳について

帯状疱疹は耳にも影響を及ぼすことがあります。この状態を「ラムゼイ・ハント症候群」と呼びます。
ラムゼイ・ハント症候群は、帯状疱疹ウイルスが顔面神経(第7脳神経)および耳の近くの神経に感染することによって発症します。

 

帯状疱疹の耳における症状とは

初期は短時間の耳痛はするものの、耳の圧迫痛はなく、皮膚に発赤もないので、
一見異常がないように思われますが、だんだん耳の痛みが強くなり、特に夜間に疼痛が悪化します。
進行すると、次のような症状が現れます。
・外耳や耳の周りの発疹
・聴力の低下や耳鳴り
・めまい、平衡感覚の異常

 

帯状疱疹の耳以外の症状

帯状疱疹が重症かすると、以下のような合併症が発生することがあります
帯状疱疹後神経痛(PHN)発疹が治った後も持続的な神経痛が続くことがあります
眼帯状発疹 目にも影響がでます
顔面麻痺 顔面の神経に影響を与えた場合、顔面麻痺が発生することがあります。

 

 

帯状疱疹の治療

帯状疱疹が発症したら、できるだけ早めに受診しましょう。
抗ウイルス薬や鎮痛剤などの適切な治療により、症状を軽減し、合併症の予防が可能です。
ただ、帯状疱疹を抑える抗ウイルス剤の内服(バラシクロビル、アメナビラウ)は、7日間の投与と決まっております。
つまり、帯状疱疹発症後、神経痛(PHN)が続いても、追加処方できません。

 

帯状疱疹の予防

帯状疱疹を予防するには、ワクチン接種が有効です。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)などは、高齢者や免疫力が低下している方々に対して推奨されています。
特に50歳前後の方々にとって、帯状疱疹ワクチンは非常に有効であり、重症化や合併症のリスクを減らすために推奨されています。
シングリックスなどのワクチン接種は、高い予防効果を持ち、長期間にわたりその効果が持続するため、接種を検討することが推奨されます

 

ワクチン接種費用

2回接種をする必要があります。
当院では、現時点では1回あたり20,000円となっております。
一部の地域では補助があるようなので、お住まいの役所などにお問い合わせください。

 
帯状疱疹予防.jp

 

帯状疱疹ワクチンが気になる方は、当クリニックにお電話にてお問合せください。

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